貴重品
□抑えないから
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「――皆、準備は良い?」
――コクリ・・・
白龍の神子である望美の言葉に頷いたのは九郎以外の八葉と白龍、朔の9人。
「――2人が来たね・・・!
じゃ、予定通りに。」
「勿論(だ・よ)!!」
望美達が何やら企んでいる中、ターゲットである九郎と月海が奥の方から談笑しながら現れた。
『――そう言えば、九郎。望美達他の皆はどうしたの?
朝から姿が見えないし・・・』
「――俺にも分からん。
ただ、あいつらが集まって何か話していたぞ。
俺が近付いたら急に慌て出したんだが・・・
それと何か関係があるんだろうか・・・?」
『・・・うーん。どうかしらね・・・?
まぁ、何か皆用があるんじゃないかしらね。』