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□立場逆転?
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立場転?







こんにちは皆さん。
僕は坊ちゃんことリオンのソーディアン・シャルティエです。これ文字を打つときに間違えて”シャルチエ”にしないでくださいね。響きが上品で気に入ってるんですから!『貴様のどこが上品だ』坊ちゃんは毒舌なので全く僕は気にしません。そういうのって前向きというか、いいじゃないですか!
いつも僕がスタンたちと会話しようとすると必ずと言っていいほど坊ちゃんが邪魔してきます。僕だって剣ですけど人でもあるんですよ!自由に会話くらいさせて欲しいものですよ。誰よりも坊ちゃんのこと知ってるつもりですから(そういう意味じゃなくて、小さいころからお供させてもらってるので)、坊ちゃんのこと皆さんに教えてあげたいんですよ(坊ちゃんの小さいころの話って絶対ネタになると思うんですよね!)



『坊ちゃん』

「なんだ」

『僕、スタンと1対1でお話がしたいんですが』

「駄目だ」

「なんだよーリオン、俺だってシャルティエとは1回普通に男同士話してみたいんだよいいじゃんか!」

「シャルだから駄目なんだ」

「なんでだ?」

『そりゃー、僕は坊ちゃんのあんなことやこんなことまで知っt「貴様ばらすつもりか」さぁ?』



皆さん!見てください!僕いつになく坊ちゃんよりも有利じゃありませんか!?僕のこと捨てたり、コアを壊されそうになったこともありましたが、坊ちゃんの失態…所謂弱みを握っている僕が有利ですよ!わーいわーい、僕初めて坊ちゃんに赤面させることができるんじゃないですか!?しかもスタンにばらせばルーティやウッドロウや噂好きなマリーにまで広まりますよ!わーいわーい、顔を真っ赤にして怒る坊ちゃんは怖いどころか可愛いですからね、僕も好きなんですよ。



「………」

『でね、スタン。坊ちゃん小さいころ1度だけ布団に世界地図を作ったんだよ。それがもう凄いの何のって!』

「シャル貴様殴られたいのか、破壊させれたいのか!」

『僕は殴られても痛くないです。壊されて困るのは坊ちゃんですよ?』

「チッ。お前なんぞ天井に釘で貼り付けられてしまえばいいんだ……っ」

『可愛い抵抗ですねー。それで、その地図をメイドに見せられなくて坊ちゃんたら1人で朝からせっせと布団を外に持ち出して手洗いしてたんですよ!今の坊ちゃんなら平気でしょうけど小さかった坊ちゃんには重い布団でしたからね。泣きそうになりながら必死で洗ってましたよー』

「なぁシャルティエ、世界地図って…なんだ?」

『あぁ、それは……こそこそこそ……ですよ!』

「なっっ!やっぱリオンも子供だったんだなぁ…俺安心したよハハハ!」

『ですよねーははははは!』

「貴様ら…………死にたいのか」



真っ赤になった坊ちゃんはティアラの電流を最大にしてスタンを瀕死状態にしていた。さすが坊ちゃん!とか、言っていたら僕は『お前がいなくても僕はもう1本剣がある。そっちを使えばいい。晶術なんてレンズがあればどうにでもなるしな』と言われ、本当に釘で…坊ちゃんの部屋の…天井につるされました…。可愛い抵抗じゃない、本気で淋しいんですが…誰か、助けてください……。







過去拍手お礼。シャルと坊ちゃんの立場が逆転した瞬間でした。結局変わりませんが←
黒いシャルティエが大好きでーす。

20071216





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