文
□Game
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ガシリと、俺の脇の下に手を差し込まれ欠陥に羽交い締めにされる。
「てめっ、何すっ…!」
俺が文句を言おうと口を開いた時、ヌルリと俺の唇に何かが這う。
それが欠陥の舌だと気付くまでに数秒掛かった。
「ばっ、ちょ、おまっ」
「ん、零崎の唇って甘いんだね…」
全く悪びれもせず、すかした表情のこいつにブチリと血管が切れる。
「ざけんなてめぇーっ!これ以上変なマネすっと殺っんぐぅっ!?」
またもや会話を途中で遮られる。今度は欠陥製品ではなく、人喰いに。
無理矢理顔の向きを変えさせられ、口腔に舌が侵入し上顎をベロリと舐められる。
「ぎゃは、おにーさん、零っちの事しっかりハグしててねー♪」
にたりと笑うと、俺のTシャツをたくしあげた。
「お、おい出夢てめぇ、何すん、えっ、うぉあっ」
「んー、もっと色っぽい声出せねぇのぉ」
出夢は俺の胸に唇を寄せ、長い舌を乳首に絡ませきつく吸う。
「ぁっ…」
「なぁーんだ可愛い声出せんじゃん」
にたにた笑いながら更に強く吸われ、さっきより大きな声が出てしまう。
「くっ、ぁあっ!」
「ふぅん、零崎って随分可愛い声で鳴くんだね」
ちゅっ、と音がし耳に生温かい物が触れる。
耳元で掠れた声で囁かれ、背筋がぞくりとすた。
「ね、乳首真っ赤になって尖ってる。見て、出夢くんが触ってない方だよ」
欠陥の言葉に促され自分のソレを見ると、確かにぷっくりと膨らみツンと尖っている。
それがひどく恥ずかしく感じ、顔が熱くなる。
「ね、言った通りだろ。零崎って可愛くもあるけど…とっても淫乱なんだね」
「ち、違ぁっ、ぁ」
「可愛い過ぎてぼく困ちゃうな」
首筋を舐められ時折、ちゅっと吸われる。その行為に抵抗出来ず二人にされるが侭。
まずい、このままだと…
「出夢くん、やっちゃってー」
「まっかせてぇ、おにーさん!」
出夢の瞳がギラリと光る。ふと、肩が軽くなり欠陥の腕が離れたんだ、と理解した瞬間。
ガシッ、と出夢に顔をわしづかみされ、唇と唇が1pしか離れていない距離まで接近させられる。
「い、出夢…?」
「さぁ、零っち。たぁ〜っぷり楽しもうぜ」
「は?って、欠陥やめっ!」
背後にいる欠陥が俺の腰に手を回し、ベルトを外す。俺が怯んだ隙に、下着とジーンズを下ろされ下半身を剥き出しにさせられる。
「て、テメェらいい加減にしろーっ!」
「やだにゃー、カリカリし過ぎだぜぇ。りらーっくす、りらーくちゅー」
「うるせ!ハラワタ煮え繰り返るっちゅーのっ」
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