文
□縛る紅
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200HITキリリク・詩織様へ
人出裏
縛る紅
今日は久しぶりに人識の家に乗り込んだら、
「ぎゃははははははははっ、おーい、遊びに来てやったぞぉ……」
「………」
「………」
『あぅ、あぁーっ、いやぁっ!』
AV見ながらオナってた。
「な、なんで、いずっ」
焦りながら硬くなったソレをジーンズにしまおうとする人識。膨らんだそれは収まりきらないようで、悪戦苦闘している。
テレビの画面には、長い髪の女が縛られて後ろから男に突っ込まれている映像が流れる。
しかも、この女、僕にちょっと似てる…?
「見んなよっ!さ、さっさと帰れっ!!」
真っ赤になった顔を背けながら大声で叫ぶ人識。可愛いなぁ。もしかして、この女を僕に見立てたのかな。
「おーい、怒るなよぉ。」
「うるせ、帰れっ!」
後ずさる人識を追い詰める。縛るの好きなのだろうか。そういえば拘束具のままヤル事が多い気がする。
(今は皮パンだけど…。)
ふと、思った事を口にしてみた。
「人識…縛ってみる?」
「帰っ、…は?」
目を丸くして僕を見る。
「腕だけなら、何時も縛ってるようなモノだし。興味あんだったらしても良いけど?」
「…い、いいのか?」
ゴクリと人識の咽が鳴り僕の手首を掴む。
「あ、うん…」
人識から目を逸らす為下を見ると、まだいきり立ったモノが目に入ってしまう。大きなソレを凝視してると、知らずか僕の咽もゴクリと鳴っていた。
「出夢…縛られた状態で、フェラしてくんね?」
熱の篭った瞳で見られては逆らえない。ゆっくりと頷く。
「サンキュ」
そう言うと引き出しの中から紅い布を二本取り出してきた。あれ?
「なんで、二本?……んむぅっ」
僕の所に戻って来るなりいきなり舌を絡ませる濃厚なキス。その間に上着と皮パンを熱い手によって脱がされる。
口腔を縦横無尽に貪る人識のキスに酔いしれうっとりしていた
が、
「んむっ!?」
両腕が動かない!?必死に人識の舌から逃げ自分の手首を見ると…
「…足にくっついてる」
右手首は右足首に、左手首は左足首に、紅い布が。
呆然とする僕の顔を捕まれまた口付けられる
今度はすぐ離され至近距離で囁かれる。
「よく似合うぜ…」
縛られた箇所を優しく撫でられ、背筋が震える。