□Diamond Virgin
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2100hit 花荻様キリリク 

人出 初めて裏


I can't get my mind off you!




Diamond Virgin




僕匂宮出夢は、零崎人識と恋人関係になって2週間経つ。何時もみたいに僕が惚れた腫れたと言っていたら、いきなり真面目な顔して「俺もだ」とか言いやがって、触れるだけのキスされて。

なんとなく付き合う事になった。
ぶっちゃけると、アイツが僕をそういう対象に見ているとは微塵も感じてなっかたから不覚にもときめいてしまった。
アレ以来キスなんかされないし、していないし何時も通りの友人のような関係に戻っている。



零崎には悪いが僕としては恋人というものより、友人という関係が気に入っているのでこっちの方が居心地がいい。
変に意識されると僕の調子が狂う。あのキスされた日のように。




「ぎゃははははははは、うっわウケルぅ―――!!」
「はいはい」

僕は零崎の部屋にある漫画を読みながら床に寝転がる。部屋の主、零崎はテーブルの上で参考書らしき物を読んでケーキを食べている。

「うーむ、零っちも漫画読めばいいのにー。ほーらほら!!」

零崎の腕に自分の腕を絡め読んでいたページを見せる。

「な、な。ここの根岸がぁ…ってちゃんと見てる?」


「え、あ、悪い、見てなかった」

「はあー?何だよ零っち、上のお空さんですかーお勉強のしすぎでとうとうイカレましたかー?」

最近のコイツは少し変だ。たまにこうしてボーッとしている事がある。

「ぎゃは、もおおおおう仕方なくなくなくなくない、そんな人識君には出夢君から頭の冴えるサービスをプレゼントだにゃー」

「意味分かんねぇよ」

「かもん」

すとん、とベッドの上に場所を移動して寝転がる。そして革ジャケットをヒラヒラさせながら、おいでのポーズ。

一呼吸置いて、見る見る零崎の顔が赤くなっていく。

「エロテリストめっ」

「いやぁあああん、僕ってそんなにせくしぃ?ぎゃはははははははは」

さて、零崎を怒らすのにも飽きたし、そろそろ一時間の殺戮でも始めちゃおうかな。



………ん?何で零崎僕に近づいてくるの?んぅ?、んー?

「来い、っつう事は良いんだよな」

「え?」

「俺、あー、うん、童貞だけどさ、お前は経験あるんだろうけど、そのよ」

…僕も童貞ですが何か。

「お前の今までの相手より上手く出来るかどうか分かんねぇけどよ、少しは、い、いや結構勉強したんだぜ。だから、その、うん、下手でも始めだけだから、絶対上手くなるから、」

何の話してるんだ、コイツ。

「今から俺以外に足開くなよ」

「!!!?」
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