□Sweet room
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嘉味田様キリリク15000HIT 潤ぼく裏


「じゃあ、あたしの事嫌いな訳か、おい?」
「好きです好きですからいたただだだだだっ!頭、割れ、いぎゃああっ!!あ、愛して、ますぅうっ」
「よし!」




Sweet room




「はぁはぁ死ぬかと思った…」
「あーん?このあたしがだーい好きないーたんを殺すとでも思ってんのかぁ?失礼しちゃうな、おい」
「滅相もございません、だからもう頭はっ」

府内某ホテルにて。ぼくは哀川さんに無理矢理連れてこられ、ベッド上の攻防戦を繰り広げていた。
美人に言い寄られるのは嬉しいが、相手はなにせあの人類最強哀川潤だ。身構えもするし相手にとってぼくが不足アリだ。
「いーたんはあたしが夜を共にして良い程に成長した。よくやった!って事であたしが優しくバイオレンスに抱いてやるんだ。喜べ」
「んな無茶苦茶な」
力でも口でも敵う筈もなくぼくはあえなくベッド縁へと追いやられてしまう。哀川さんの目はマジだ。まぁ何時もマジな人だが。不可能を可能に変える最強はとても格好良くて憧れでその姿は惚れ惚れとする、が今の状態とソレとは別だ。犯される。ぼくの方が男だが確実に犯される。哀川さんは抱いた事はあるけど抱かれた事はなさそうだ、手馴れている!

「ちょ、やばいです、マジで!本当にぼくこういう経験ないんですよ哀川さんっ」
「潤だって言ってんだろ。言わないと歯ブラシ突っ込むぞ」
「いーやーでーすっ!服剥かないでぇえっ」
「良いではないか、良いではないか」
哀川さんはどこぞのお代官様のような台詞を言いながらぼくの上着とジーンズを剥ぎ取り、とうとう薄いシャツと下着と靴下だけの姿に。
「うーん、靴下はあった方がいいのかない方が萌えるのか悩み所だよな。そう思わねー?」
「思いません!」
「…じゃああかりで想像してみろよ。服を脱がされ下着のみ。靴下はあった方が良い?」
「え、えーとそうだなぁ、ぼくの場合なしの方が…でも制服だと…って今の戯言ですから!ただの戯言!哀川さんも何言わせるんですか!の、乗っただけですからねっ」
断じて想像してない、してない、して…ちょっとはしたけどっ。
「挙動不審なとこが妖しいなぁ。んじゃ靴下なしで。はい、ぽーい」
「ぎゃっ!」
靴下も取られた瞬間哀川さんがぼくに圧し掛かり心臓が跳ねる。端正な顔がぼくを満足そうに眺めているのがわかる。
「う、あ、ぁああっ、あ、あの、哀、じゃなくて潤さん…」
「ヴァーカ、いーたんはあたしに身を委ねればそれでオッケーなんだよ。だぁいじょうぶ。気持ちよくさせてやるよ」
ニッと笑った哀川さんの笑顔は何時ものシニカルな表情ではなくて、なんて言ったら良いんだろうか。かっこよくてそれでいて任せて良いような安心できる、そんな笑顔だった。
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