□恋愛パターン
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23232HIT彩羅様キリリク 人出学パロ







一つ年の離れた幼馴染。
僕達の関係って、それだけだろう?だから初めから期待をしないように諦めて悪い事ばかりしてやるんだ。そうしたら一生忘れないだろうからさ。





恋愛パターン






「ぎゃああああああ!!!!!」
「ぎゃはははははは!!!!!!」
仲良く楽しく(僕だけ)廊下を鬼ごっこ。周囲の生徒は何時もの光景という事で道を開け見て見ぬ振りをする。

僕は匂宮出夢。今年高校入学したぴちぴちのかーわーいーい高校1年生。中学生時代は陸上部期待のエースと呼ばれ輝かしい功績を残している。そんな僕から逃げている可愛い子羊ちゃんは零崎人識。僕にとって高校二年生の一つ年上の幼馴染にあたる。実家同士が敵対関係にあるのだが僕たち二人は関係なしに遊んでいた。だって家が隣同士なんだぜ?
好奇心旺盛なガキに因縁関係とか考えろって方が無理だろう?

「おいおい、逃げるなよ男が廃るぜ、人識ちゃん!」
「お前に限りその言葉は通用しないぜ、出夢くん!」

振り向きもせず大声で叫ぶ人識に苦笑を漏らしつつ、この鬼ごっこにももう飽きたので終わりにする為僕は地面を思い切り蹴って彼へダイブした。

「つかまーえたっ」
「チッ、毎度毎度同じ手に引っ掛かると思うなよ!」

捕まえたと思った瞬間目の前の人識が視界から消える。消えたのではない、地面に突っ伏して僕を回避したのだ。それを理解しても一度飛び出してしまった体を元に戻す事は出来ないが、次の攻撃に移行する事は出来る。バック転をしようと床に片腕を突き出し、力を込めて宙に体を投げ出した瞬間悪夢が起きた。僕が手を着いた場所がある教室の入り口だったのである。ガラッと扉が開き誰かが出て来たのだ。
勿論この後はご想像通り、


「「!!??」」

ドゴォッという鈍い音を立てながら二人の人間が崩れ落ちた。






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