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□噂話
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「ゼロの馬鹿!変態!
もう知らない!!」
「お、おいアクセル!?」
走り去る背中を何故か俺は追いかけることが出来なかった
事の発端はよく分からない
何時ものようにアクセルに迫っていたんだが突然ああ言って逃げられた
何が何だか…
とりあえず原因が分からずにエックスに相談することにした
丁度よく通り掛かったエックスを捕まえて何か知っていないか聞く
「?…俺は何も知らないぞ
変態行動ばっかりとってるから呆れられたんじゃないか?」
「うっ…」
否定出来なかった
エックスは何気に痛い所をついてくる
「…だがアクセルは何時も嫌がる素振りは見せないぞ
照れながらも何時も嬉しそうにしている」
「……そうか…
誰かに何か吹き込まれた…とか?」
意味深にそう言うエックスに俺は必死に聞いた
「いったい誰に何を!?」
「知らないよ
アクセルに直接聞くしかないだろ
ただ前に一度ゼロとアクセルのことで悪い噂してるのを聞いて
それをアクセルが聞いたかもしれないな」
「そうか…
ありがとうエックス
恩に着る!」
俺はアクセルが居るであろうと思われる屋上へ向かった