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□無いと困る大事な物
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明日は朝から任務の予定が入っている中、アクセルは困っていた

「どうしよう…予備もないし…
買いに行くしかないか…」

夜遅く、念のためバレットを持って垂れた髪もそのままに部屋を出た

「ん?アクセル、どうかしたのか?」

廊下を歩いていたエックスに見付かる

「何でもないよ
ちょっと買い出し
一応バレットも持ってるし心配しないで」

エックスは気をつけろよとだけ言って見送ってくれた



暗い夜道を歩く

思っていたよりも暗くちょっと怖い


行きは何事も無かった
とりあえずお目当てを二つ程購入して帰路につく


「早く帰ろ…」

やっぱり暗い夜道
バレットを持っていようが怖い


「おい」

「!…な、何か?」

吃驚して声が裏返る

「お前…なかなかいい顔してるな」

数人の男が奥からぞろぞろと出てきてアクセルを取り囲む
 

危険を察知してバレットを構えようとするが手を抑えられてしまった

「くっ…」

「こんな玩具で」

「触るなっ!」

アクセルの左手からバレットを抜き取ろうとした奴に叫ぶ

「威勢がいいな
これは楽しみがいがありそうだ」

「何を…?」

状況がいまいち分からない
奴らの目的が何なのか

分からないままその場で押し倒される

「え…?」

両腕両足を一人一人に抑えられて身動きが取れない

さっき購入した物がドサッと大きめの音をたてて落ちた

 
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