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□ハンターの聖夜
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街中がイルミネーションで飾られる12月のクリスマスシーズン
ハンターベースはそんなイベントもそっちのけで任務に明け暮れるイレギュラーハンターで溢れていた
そのイレギュラーハンターの一人、アクセルも
クリスマスなど関係なく仕事になっている

今日はそんなアクセルも少しの休みを貰い、街で何をするでもなく歩いていた
珍しく暖かい服装をしてイルミネーションで飾られた街並みを眺めると、嫌でも耳に入ってくる周りの話し声

もうすぐクリスマスということで予定を合わせてイベントを満喫する話しがあちこちで聞こえ、それらはどうみてもカップルだった
指と指を組んで仲睦ましげに歩く姿を見て、少しゼロが恋しくなる
ゼロは今日もハンターベースで仕事中
何でも急ぎの用があるのだとか

「クリスマス…か」

イレギュラーハンターの仕事が大事で、イベントを満喫出来る様な時間はないのは分かっている
それでもアクセルはやっぱりまだ子供なのだ

ゼロと、クリスマス何かしたかったなぁ…

特別な聖なる夜に、せめてケーキが食べたいと思いながら
アクセルはハンターベースへ踵を返した



 
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