Short Story

□片想いもなかなか…
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口を尖らせてむすぅーとしている奴がひとり。

『なんて、顔してんだユチョン。』
『………い。』
『は?聞こえな…』
『チャンミンがいなぁぁい。』
ジェジュンの声に重なるように叫ぶユチョン。

『はぁ…チャンミンは仕事!しかも深夜までかかるって。さっきも言ったろ?』

『だって、朝、見送ったっきりメールも電話もないんだよ。完全、ちゃみ不足。』

わぁわぁ、言ってるこのさみしがりの兎。
ったく、俺の気持ち知っててこの態度。

『静かにしないとそのうるさい口塞ぐよ?俺の唇で。』
『やだっ。そんなことしたらチャンミンに言いつける。』

『…だったら、静かにしろっ。本気で襲うぞ。』
『うぅ…』

*
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