memorial Story
□ホワイトディに贈るのは?
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5人でホワイトディ
『ねぇ。みんなにホワイトデーのお菓子を用意したんだけど。』
夕食がおわり、ユチョンが突然そんなことを口走った。
『あ〜、俺も用意したんだった。俺のは手作りね。』
『実は・・僕も、買ってきました。』
『ぼくもっ!』
『俺も買った。』
結局、それぞれがお返しを用意しててテーブルには5人分のお菓子の山。
『すげぇ量・・・食べきれるのか?』
『しょうがないですよ。バレンタインの時だってそうだったし?』
そう。バレンタインもそれぞれがそれぞれにチョコを買ってきて(ジェジュンは手作り。)
しばらくチョコいらない・・ってなったんだっけ。
『俺だけだと思ったんだけどなぁ〜。結局みんな、用意してたんだ。』
『そりゃそうでしょ。もらったものにはお返しが当たり前〜』
『まっ、皆で食べれるものは分ければいいだろ?とりあえずはジェジュンのお菓子からだな。市販のもんじゃないし。』
ユノの言葉に皆、納得。
目の前の山を片付けジェジュンのお菓子を食べる準備。
『はい。どうぞ。今年はマフィンにしたよ。色々バリエーションあるからさっ。』
ジェジュンの手作りお菓子と皆の笑い声。
その脇にはお菓子のやま。
それぞれがそれぞれを想って用意したソレは数日の内になくなった。
大半がチャンミンのお腹に入ったのは言うまでもないこと。