Short Story
□惚れたほうが負け
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俺の恋人は料理上手♪
今日もキッチンに立って上手いご飯を作ってくれる。
『ヒョン、今日のご飯は何〜?』
彼の肩に後ろから顔を乗せ聞いてみる。
『チゲ』
そっけない返事。
『??』
なんか怒ってる?
なんでぇ?俺なんかしたっけ?
『ヒョン…』
後ろから回した腕にキュッと力をこめる。
そしてこっちをチラっとみたヒョンを瞳を潤ませ見つめる。
『…っ、……もぅ、ずるいぞその瞳。』
『何がぁ〜?』
わざとらしく聞いてみる。ニコッと微笑みながら。
ヒョンがこの顔に弱いのを知ってて、つい、この手を使う。そしたらヒョンは…
『…ったく、』
ぎゅっ…チュッb
『んっ…』
ヒョンは俺に甘い。機嫌が悪くても俺のうるうる攻撃で撃沈!(笑)
これが1番効くんだなっ♪
……………………………
『なんで機嫌、悪かったの?』
夕食の後、片付けを手伝いなから聞いてみる。
『ん?あぁ…それはぁ・・』
『それは?』
『……お前、ジュンスとくっつきすぎ。ベタベタしてさ。お前は俺のっ…』
『恋人でしょ?』
しれっと言ってみる。
『///うん、そう。だからっ…あんまり他のやつとイチャつくなょ…』
『ん〜でもさぁ、それって今更じゃん?急にやめたら変だよぉ。ねっ?』
ヒョンの肩に頭を預けて上目使いで可愛くそう言うと頬にチュっと口づけする。
『そのかわりぃヒョンにはもぉっと甘えるからさb』
……………………………俺に甘いヒョン。俺にメロメロなとこも大好きだよ。言葉じゃなかなか言ってあげないけど、わかってね。ちゃんとつなぎとめなきゃ俺はどっかに飛んでいっちゃうから。たくさん愛して。
こんな俺に惚れちゃったヒョンの負け。
→あとがき