Short Story

□甘い時間3
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久しぶりの休日。
二人きりの午後。
ソファーの横になって愛しい君を見つめる。
テーブルには君がいれてくれた良い香がする紅茶が二つ。

食べさせてあげたくて習ったんだよと言ってキッチンに立つ君。
レシピを繰り返し読む君は何だか歌っているように聞こえる。

『え〜っと…次はレモンを搾って…』
どんなものが出来上がるのかふわっとレモンとバニラの香がする。

俺の為に作ってくれるならそれだけで嬉しい。どんなものが出来たって上手いに決まってる。

俺が見てるのに気付いたのかふと顔を上げ笑う。その笑顔が可愛くて…Kissしたくなって君の元へ向かう。

『手伝おうか?』
君の後ろに回ってそっと抱きしめる。
『ちょっと〜、離してよ〜危ないって。』
そんな事いいながらも俺の腕の中から逃げだそうともしない君。可愛すぎて耳にチュッとKissをする。
『//んっ。もぅ、手伝ってくれないならあっちで待ってて!』
『いいじゃん。こうやって抱きしめられながら作るのもいいだろ?』

まぁね…と呟く君の頬はほんのりピンクに染まっている。
この甘い時間がずっと続けばいい。
明日世界が終わってもずっとこのまま…

愛しても愛しても愛し足りない。
この気持ちはとめどなく溢れてくるから。


『好きだよ、ジュンス。』
『うん…僕も大好き。』

世界で1番君が大切。
君に出会えたことが1番の幸せ。


『出来たぁ♪』
『おっ、うまそう。』
『ホント?じゃ、食べよ。紅茶入れ直すね。』

君が作ってくれたお菓子と入れ直した紅茶を持って二人でソファーに座る。

『うまいっ。』
『ふふっ、上手に出来た?』
『お前が作ったものがまずいわけない。』



ただ二人でいることが何よりも幸せ。
この甘い時間がずっと続くといい。ずっと…永遠に。


→あとがき
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