Short Story
□ずるいきみ
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どうしてお前は俺を見ようとしない?
気付いている癖に気付かないフリしてるんだろ?
こんなに俺はお前のこと愛してるのに…
言わなきゃわからない?
いや、わからないわけじゃないだろ?
ずるいよ、お前は。
『チャンミン。好きだよ。』
『知ってますよ。ユチョン。』
ほら、やっぱり知ってるじゃないか。
『チャンミンは?俺の事好き?』
『さぁ〜?どうでしょうね。』
『なんだよ、それ。』
はっきりしない奴。俺ばっかりじゃないか。
「ユチョン。愛してますよ。だれよりも貴方のことを。」
振り向きながら何か言ったお前の言葉は聞き取れなかった…
でも、なんだかニヤケた横顔が見えた気がした。
…やっぱり、お前はずるいよ。チャンミン。
→あとがき