long Story

□すれ違い?
1ページ/9ページ

ユノside


どうして喉まできているこの言葉を伝えることができないんだろう。
ただ、あの2文字を言うだけなのに………



今日もあいつはジュンスにちょっかい出して大笑い。
ほんと、仲イイよなぁ。羨ましい。あの二人の間に分け入って(これは俺のだから気安く触るなぁ)って言ってみたい。言えるわけないけど…。そういうキャラじゃないしそもそも俺のじゃない…(;^_^A


『ハァ…』
『なんですか、その溜息。ユノヒョンらしくない。そしてウザイ。』

この毒舌な口の聞き方はうちのマンネ…昔は天使のように可愛かったコイツも今じゃ、このありさま…

『い、いや。なんでもないよ。ちょっと疲れただけ』
『そうですか?僕にはなんか悩んでるようにみえましたけど。』
と、俺の隣にドカっと座りお菓子を口に運ぶ。

う、するどい。年下のくせに核心をついた発言するんだよなぁ。

『そうみえる?』
『はい。で、何に悩んでるんですか?あの二人を見ながら…あのおバカっぷりは今更治りませんよ。』

『ふ、二人を見てって…(焦)別に、あいつらなんか見てないよぉ(;^_^A』
『…ったく、バレバレなんですよ。いつも冷静に行動するヒョンがあの二人がバカやって笑ってる時だけ百面相してるんですよ?』

え〜ムム百面相って…俺、そんなに感情剥き出しにしてたのかよぉ〜
『ハァ……チャンミ〜ン。話、聞いてくれる?』
『いやですよ。めんどくさい。そういうことはジェジュンヒョンにしてください。』
そう、言い放ってお菓子を夢中で食べるこのマンネを横目にまた一つ溜息を落とす。

『ジェジュンねぇ…』
『俺が何?』
後ろから俺の首に腕を回しながら肩に顔を置いてジェジュンが聞く。
『えっ?あぁ〜えっと…』
チャンミンがこちらをチラっと見る。
…よしっ、ジェジュンに相談するかっ。
『あのさ、ちょっと相談したいことあるんだ。』



*
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ