long Story

□Nobody Knows
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こんな日常は誰も知らない…



『おつかれさまでした〜』
新曲のジャケット撮影がおわったのは深夜。
皆、疲れた顔をして車に乗り込む。

『ねむぅい〜』
『僕も眠いです…』
『||』
『ユチョンはもう、寝てんの?。俺も寝ちゃおっかなぁ』
『ジェジュン、寝ていいぞ。チャンミンも。宿舎着いたら起こすから。』
『あ〜頼む。ふぁ〜(眠)』
『それじゃ、お願いします。』

このところ新曲のレコーディングにPV撮影。今日はジャケット撮影。
これからはTVの収録もある。スケジュールが詰まっていて皆疲れがピークに達していた。
もう少し、もう少しで少しだけ休みがもらえる。

『さすがに疲れたねぇ。』
ジュンスが寝ている皆をおこさないよう耳元で呟いた。
『あぁ。ジュンスは?眠くない?』
『う〜ん、ちょっと眠いけど折角ユノも起きてるしね。』
と、そっと手を重ねる。


俺達の関係はメンバーにも内緒。もちろん周囲にも。
こそこそしたくはないがこれだけはしょうがない。相手が男で、メンバーで…俺はリーダーだし。ジュンスには悪いとは思うけど


『どうしたの?黙っちゃって。考え事?』
『いや。なんでもないよ。』
『…そぅ?』
『うん。…ジュンス、後で部屋行っていいか?それとも疲れたから寝たい?』
『もちろん、イイに決まってるじゃん。疲れはユノと居たら吹っ飛ぶよ。』
ニコっとジュンスが笑う。
『もっと、疲れるかもだけどな。』
重ねた手に力を込める。
ジュンスの身体がビクっとなったがすぐに笑顔になり
『いいよ。ユノと一緒に居られるなら…』
と、耳元で囁いた。
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