memorial Story
□HERO'S BIRTHDAY
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もうすぐ日付が変わる。
それと共に俺の愛しい人の誕生日がやってくる。
隣で寝ている彼に1番におめでとうが言いたくて重たくなる瞼を懸命にあげている。
もう少し…
後、30秒…
10秒、、5秒、 3、2、1…
AM0:00 1月26日。
眠る彼の耳元で囁く…
『HAPPY BIRTHDAY ジェジュン』
『ん…ユチョン…?』
『起きちゃった?』
焦点の合わない目を擦りながら俺の声がする方へ身を捻る。
『おめでとう。ジェジュン。』
『ふぇ?なに?何がめでたいの?』
『ふふ。誕生日だよ。』
『たんじょ…び?』
『ほら、プレゼント。』
綺麗にラッピングされた箱を渡す。
『ありがと。開けてイイ?』
『うんっ。気に入るかな?』
箱の中には揃いのピアスとペンダント。ピアスにはジェジュンの誕生石ガーネット。
ガーネットって真っ赤を想像するけど、これは赤みが強くて黒っぽい。
『うわぁ。すげぇ、嬉しい。さすが、ユチョン。俺の好みわかってるな。』
『あんまり、石の入ったやつってつけないだろうけど。それはジェジュンの誕生石だから。特別。俺の気持ちも込めてあるし。』
『誕生石…ガーネットかぁ。しかも、これって…』
『気付いた?アルマンディンガーネット。気付いたってことは…俺の気持ちも届いたかな?(笑)』
*