memorial Story
□ホワイトディに贈るのは?
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スキの場合___
朝、目が覚めて隣に愛する人がいる。
この、瞬間がいちばん幸せかも。
昨晩の愛の営みも、普段のキスやハグも、もちろん幸せなんだけどね。
同じベッドで安心した顔で寝息をたてている彼を見たら、なんか特別な感じがするじゃん?
今日はホワイトデー。
彼の好きなお菓子を山ほど買ってある。
それをみたらきっと喜ぶんだろうな。
『…ん・・・おはよぅ・・』
『おはよ。今日は俺の方が早起きだったね。』
『…珍しいですね。』
『たまにはねぇ。そだ、ねぇ。プレゼントあるんだ。』
ベッドから飛び降りて隠してあったアレを取り出す。
『はい。バレンタインのお返し♪』
『…全部?』
『そっ!チャンミンが好きなやつ手当たり次第買ったんだぁ〜』
『…買いすぎです…』
言葉は呆れてるみたいだけど顔がニヤケてるよ?
ほんと、こういう時は可愛いんだから。
『ユチョン。ありがとうございます。』
『いいえ。どぉいたしまして。』
『お礼に…これどうぞ。』
急に腕を引っ張られチャンミンの胸にすっぽり収まる。
顔を見上げれば、優しく重ねられる唇。
『キスだけ?』
『まさか。』
(その先もたっぷりと…)
その後チャンミンからの濃厚なお礼と俺にもバレンタインのお返しに人気店の洋菓子が与えられた。
愛する人からの甘いお返し。
来年もお礼を期待して張り切ろうかなぁ・・・・
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