Short Story U
□愛の確認
2ページ/4ページ
『不安?』
『えっ?何が?』
『いや、なんとなく。お前の行動がおかしい。』
『おかしい?そっかなぁ…?』
ん〜。と悩みつつもまた、ごそごそとなんかやってる。
あ〜、そういえば最近スキンシップしてなかったけ。
長く付き合うとマンネリ化するっていうか、付き合いはじめみたいにあんまり頻繁に触れることもなくなったからな。
熟年夫婦みたいなかんじ?
ふいに身体が軽くなった。
『充電完了〜』
へらへら笑いながら俺から退いたユチョン。
『充電って…』
『これで、しばらく平気〜。ごめんね?疲れてるのに。』
『ユチョン?』
タバコ吸ってくる。と言い残して部屋を出ていく。
なんだか、気になって後を追う。
ベランダで紫煙を吐き出しながら溜め息をついてるのが目に入った。
寂しかった?不安にさせてたのか?
だったら、言えばいいのに。
…言えない雰囲気にしたのは俺か…
そっと、背後から近づいて抱き締める。
・