long Story

□Nobody Knows
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「チンッ!」と目的地に着いた事を知らせる音に俯いていたジュンスが顔を上げる。
『着いたよ。行こう』
『…あっ、あぁ』
我にかえりジュンスの後を追う。
ドアが閉まった瞬間先に靴を脱ぎはじめていたジュンスの腕を掴み引き寄せる。
『あっ、あぶなっ…』
そのまま深い口付けをする。
『んっ…はぁ、ユノぉ…くるしっ…』
夢中で唇を吸う。舌を絡め深く吸い上げる。
『あっんっ…みんながきちゃうよぉ』
その言葉にハッとし唇を離す。

『ごめん…』
『うぅん、いいけど……でも僕、顔赤くない?』
頬に手を当て聞くジュンスが可愛く思う。
『少し…赤いかな。でも大丈夫。わからないよ。kissしてたなんて』
耳元で囁きフッと息を吐きかける。
更に顔を赤くさせたジュンスがもうっと行って部屋に入ってしまった。
やりすぎたかな?

周りには知られてはいけないと思いつつも可愛いあいつを見たら抑える事ができない自分もいる。

『矛盾してるな…』
ハハッと空笑いして自分の部屋に向かう。
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