□ベタ惚れ彼女
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特に依頼も無く、のんびりとしている今日。あ、いつもか。
しかしいつもと違うのは、新八と神楽が居ないこと。新八の家で鍋らしく、さっき嬉々としながら出かけていった。

俺はいつものようにソファに寝転がり、いちご牛乳を飲みながらジャンプを読んでいた。

テーブルをはさんだ向こう側には彼女の名前。
シーンとした空気の中、突然名前が口を開いた。




『ねぇ、銀さんってさー』
「んー?」
『なんでそんなに男前なのー?』
「ブフゥッ!!」



俺は口に含んでいたいちご牛乳を盛大に吹き出した。



『ちょ、銀さんきたなーい』
「だ、お、お前がいきなり変なこと言うから…」
『だって本当のことだもん…』
「ったく…変なこと言いやがって……」




俺はぼやきながらテーブルにこぼれたいちご牛乳を拭く。




『…でも…』
「ん?」
『そんなとこもひっくるめて全部好き!!』
「ぶふーっ!」



気を取り直してまた一口、と口に入れたいちご牛乳をまた吹き出してしまった。






ベタ惚れ彼女
(またー!!)

(かわいーんだよコンチクショー!!)


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