短編

□ネタ帳まとめ
3ページ/98ページ


「…………姉ちゃん、誰や?」


目覚めた「風の王」がそう言った瞬間、彼以外の「眠りの森」全員が硬直した。
原因を作った「炎の王」と言われた「荊の王」に至っては、驚愕に顔を強ばらせている。


「空? 何ふざけたこと言ってるんだい?」

「そうよ、空! いくらなんでも冗談が過ぎるじゃない……?」


必死な恋人の言葉に、しかし王は決定的な言葉を返す。

「空?誰やそれ」


「わいはSA−503Bやで?」



ブラックアウト

「気絶」あるいは「記憶喪失」




次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ