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□いい奥さんになりそうな予感
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今日の夕飯何にしようかな。寒いし温かいのが良いよな。あ、そういえば昨日の煮付けまだ残ってるな。じゃああれと…、



「涯くーん!」



帰路につきながら、俺は今日の夕飯の献立を考えていたが、どこからか知っている声が聞こえた。
振り向けばちょうど夕日の方角で、俺は思わず目を細める。よく見れば同じ学校の高等部にいる宇海が手を降りながらこちらに走って来ていた。



「涯くん酷いよ俺を置いてっちゃうなんてさ!」



俺に追い付いた宇海は、膝に手を着いて呼吸を整えながらそう言った。



「なんでだ?お前の家逆方向だろ」
「でも一緒に帰りたいじゃん!」
「…今日も夕飯食べてくのか」
「…いい?」



控えめながらも輝かしい笑顔で聞く宇海。
それを見て、俺は呆れながら笑った。



「帰りスーパー寄るけどいいか?」
「うん!今日は何作るの?」
「昨日の煮付けがあるからそれと…宇海は?」
「ん?」
「お前は、何が食べたい?」
「えっとね…」



腕を組んでしばらく考える宇海。何か思い付いたのか俺を見て、なぜか笑顔になった。



「なんだ?」
「なんか涯くんってさ!」






いい奥さんになりそうな予感
(帰れ)(涯くん手繋いでいーい?勝手に繋ぐけど!)(帰れ)





      * * *

走り書きとはこの事を言うんでしょうね1番奥さんっぽいのは南郷さんで、2番目にカイジさん。3番目に涯くんかな!
家に帰ったらご飯作ってくれてるんだぜ…楽園みたいやんなあ…←





 

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