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□せめてキスマークにしてください
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ガリッ。

じんじんと肩に痛みが走った。
何事かと振り返れば、肩に歯形が残っていて。しげるがにやりと笑っていた。


「何やってんだお前は」
「俺の跡だよ」
「ばかやろぉ」


あーちくしょ、痛ぇ。


肩を抑えて痛みを和らげる。全く効果はない。
何がしたいんだこいつ。
はぁと溜め息を吐いてしげるに言った。


「地味に痛いっつーの」
「ほんと?それはよかった」
「俺の話聞いてる?」
「痛ければ痛いほど跡も残りやすい」


跡なんか残してどうすんだ!


聞けば、しげるはにやりと笑った。


「決まってるじゃない。カイジさんは俺のだって言う印だよ」
「……ばかやろ」


肩がじんじんと痛んだ。逸らした視線を戻すことは出来なかった。
多分、今の俺の顔は真っ赤に火照りあがっていただろうから。



せめてキスマークにしてください


(歯形は痛ぇよ…!)






(20100420)
自分の書き方が行方不明。こんなんだったっけ。よく分かんなかったので短くしました。本当に短いな!

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