忍絵巻…だってばねっ
□ココア
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―奈良家の森…
森の奥に、結界でで隠された一軒の家がある…
「―♪――♪♪♪―♪♪―♪―」
リビングから、綺麗なソプラノが聴こえる
―キィ…
「珍しいな、ナルが歌うなんて」
甘い匂いをさせながら、ココアのカップを持ったシカマルがリビングに入ってきた
「くす…たまたま歌いたくなった。」
「へぇ。ほい」
ナルトにカップを渡し、ソファにもたれる
「なぁ」
「ん?」
「歌ってくれよ」
「いいよ。」
カタンとカップをテーブルに置き、流暢に音を紡いでいく
「―――♪―♪♪♪―♪♪――」
ナルトの歌を、目を閉じてうっとりと聴くシカマル
「どう?」
歌い終わり、少しはにかんでシカマルの隣に座るナルト
「すげー綺麗な声だった」
「…へへ//ありがとう//」
シカマルの感想に、幸せそうに微笑むナルト
―二人の午後は、麗らかでした
終