名探偵コナン
□事件
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☆小五郎+コナン
☆小五郎さんは不器用な心配症。
―とある殺人事件に出会した毛利探偵事務所の面々。小五郎、蘭、コナン。
小五郎は現場を調べようと一人ドアを開けた。
…はずなのだが、何故か部屋の中には既にコナンがいて、ちょろちょろと何かを調べている様子。
小五郎はワナワナと震え、怒鳴った。
「コルァアアコナンッッ!!!!現場に入るなって何度言えばッッ!!」
「あ、おじさん。ねえコレ見てよ、お姉さんの爪に何か付いてるよ?」
怒鳴られてもケロっとした顔で小五郎を手招きするコナン。
小五郎は眉間に皺を寄せたまま、示された被害者の爪を見る。
「こりゃ皮膚片だな。とすると犯人の身体には傷が残ってるはずだ…身体検査の時に怪我してた人物は…」
小五郎が考え出した隙に、コナンはまたちょろちょろと現場を彷徨く。
それに気づいた小五郎はハッとしてコナンの襟首を掴むと、部屋の外に放り投げた。
「だからお前は現場に入るなっつの!!あっち行ってろ!!」
ゴンッッ☆
「いったーい!!…ぶぅ」
壁に頭を強打し、痛みにぶすくれながらもコナンは渋々部屋の前から去った。
それを見届けた小五
郎は一人嘆息した。
「…ったく。人の気も知らねぇで…。」
殺人現場で死体を見ても動じないし、よく気が付くが、コナンはまだ小学生だ。
小五郎は口は悪いがコナンの事を心配してるのである。
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