自己満のNOVeL

□罪の間に
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誰が彼女を不幸へと突き落としたのだろうか…
可愛らしい恋を誰もが応援していたのに…
誰が…こんな結末を予想し、望んだのだろうか…?

高校1年生2学期の終わり、こんな噂があった。『3学期に転校生がやってくる』と。
須藤美優は文句を言いながらも転校生に期待をしていた。冬休みのほとんどを、バイトで過ごし3学期が待ち遠しくてたまらなかった。
3学期が始まる前夜、転校生の夢を見てしまうくらいに。その夢の中での転校生は最悪であった。性格ブスで、かっこいいとは言い難い顔である。
それを新学期の朝早々友達に話した。そして、黒板にクラスの頼れる女の子が転校生の名前を大きく書き始めた。
 

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