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□ぼくのもの
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裏。先生、生徒パロ











「・・・・・っ、」

静かな教室。

その無音を、壊す息遣いが少しだけ響いてしまう。

すると、一人の生徒が俺に聞いた。

「先生、大丈夫ですか?どこか具合でも悪いのですか?」

「・・・・っ、」

その生徒と目が合って、俺は身体を竦めた。

古泉一樹。

こいつは、俺が担任を持っているクラスの学級委員長だ。

そして、今俺を苦しめている原因でもある。

「・・・だ・・・大丈夫だ。古泉、心配していないで早く課題をやれ」

「はい。分かりました」

そう言って、古泉は微笑んだまま頷いた。

その瞬間、俺の白衣に入っている携帯電話が身を震わせた。

それを開くと。







『先生、我慢しなくて良いのですよ?
 ですが、射精したいのでしたら。
 中に入っているローターに耐えてくださいね。
 このまま、自習が終わるまで』







それを見て、俺が顏を歪めた瞬間、ローターの振動が動きを変えた。

「・・・っ、」

小さなローターで、音もあまりしない。

だが、こんなにも長い間入れていると、我慢できなくなってくる。

俺は、携帯電話で古泉に返信しようとしたが、指が震えてしまって打てない。

だから、古泉に無言で、首を横に振って見せた。

「・・・・・っ、・・・・っ」

止めてくれ、と。

だが、古泉はにっこりとほほ笑んだだけだ。

そして、再び返信が来た。

見てみると、そこには。








『駄目ですよ。
 我慢してください、先生』









先生、と。

そう言われると、この行為が酷く背徳的なものだと再び理解する。

教師と生徒。

こんなこと、してはいけないのに。

しかし、俺は逃げられはしないのだ。

そう思った瞬間、ローターの動きが一段と激しくなり、俺の中を強く抉った。

「・・・・・・っ!!!」

がた、と。

俺は立ち上がってしまった。

「・・・先生?」

「もう終わりなのー?自習ー」

「まじで?」

「あ・・・・・・」

他の生徒たちは、何と思ったのだろうか。

だが、俺は口を開けなかった。

中を抉り、刺激してくるローターに、口を開けば喘いでしまいそうだったのだ。

どうしよう、どうしよう。

そう、俺が混乱していると。

「先生・・・具合悪いなら、俺と一緒に保健室行きますか・・・?」

声をかけてくる生徒が居た。

「・・・・・あ、」

「先生?」

訝しげに、その生徒は俺に手を伸ばした。

その瞬間。

「先生!僕が保健室に連れていきましょう。学級委員長ですから」

「そうだな、古泉。お前行けよ」

「はい。では、行きましょう」

「・・・・、ああ・・・」

何とか返事だけ出来た。

そして、俺は古泉に腕を掴まれて教室を出た。

凄く。

この上なく、険しい顔をした古泉に。











続く→

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