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□お試し
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裏。誘い受けキョン。










「なあ、古泉」

ある日の部室での事。

僕とキョン君は二人きりになった。

涼宮さん達は、女子だけで買い物に行ってくるわ!と言い、凄い勢いで部室を出て行ったばかりだ。

「はい、何でしょう?」

キョン君は、にっこりと笑っていた。

こんな笑顔、見た事ない、と思ったのは一瞬で。

次に、彼の口から発せられた言葉に全ての感覚を奪われた。










「試しにさ、俺とヤってみねえか?」










かちゃん、と。

僕の手から、何かが落ちた。

何が落ちたかなんて考える間も与えられないまま、僕は床に押し倒されていた。

「・・・・・っ、な」

「俺、お前が好きだぞ」

「・・・・っ、」

「なあ・・・・気づいてたか?」

「そんなの・・・っ」

「お前が知らなくてもな」

「・・・・・っ、」

「俺は、知らんぞ」

「・・・・っんぐ!」

そう言った瞬間、彼は僕の口に布の様なものを噛ませた。

僕が混乱していると、彼は自分のネクタイを引き抜いた。

興奮している様な、喜んでいる様な彼の表情が目に映って。

僕は、どうしようもなく興奮した。

だが、僕を無視して、彼は僕のネクタイも引き抜いてしまった。

「・・・・・っ」

それで僕の両腕を纏めて縛った。

自由の無くなった状況で、僕は戸惑ったまま彼を見つめた。

「・・・・古泉」

「・・・・っ」

「・・・・そんな目で、見んな」

どういう意味かは分からなかったが、僕は声を上げる事もできずに、置いてあった彼のネクタイで目を覆われた。

すると、ゆっくりと彼が僕のズボンのベルトをはずし始めた。

「・・・・っ!」

「何だよ、古泉」

「・・・・・っ」

「抵抗してたくせに、お前のこれ、勃起してんぞ?」

ぐり、と先端を刺激される。

何が触れたのかは見えなかったが、多分彼の指だろう。

僕は、何も見えない。

何も出来ない。

何も話せない。

そんな状況で、興奮していたのだ。

こんな僕を見て欲しくなくて、僕は暴れようとしたが、急な刺激にびくりと身体を竦ませた。

「・・・・っ、っ」

「ん、・・・っ、暴れんな」

彼が息を荒げた様な声を上げた。

それを聞いて、やはり彼が僕の雄を口に含んだのだと確信した。

あの熱さは、彼の舌か。

そう思うだけで、もう射精してしまいそうだった。

「んん、・・・・っ、ふ」

「・・・・・っ、」

彼の声と、彼の舌が。

僕を、この上なく興奮させた。

そして、僕が限界を迎えそうになった瞬間、彼は僕の目を覆うネクタイを取った。

急に明るくなった視界に驚く僕を見て、彼は妖艶に微笑んだ。

「その顏、すげえエロいぞ古泉」

「・・・・・っ」

貴方の方が、凄くエロいです。

そう言いたかったが、彼は僕の発言を許してはくれなかった。

そして、彼が僕の雄へと顏を近づける。

先程は声と感触だけだったが、今は違う。

「・・・・っ、んん!」

「・・・・・っ」

彼が、僕の雄を銜えているのを見た瞬間、僕は射精してしまった。

彼の口の中に。

僕は焦ったが、彼は僕の精液に塗れたまま、口の中の精液を嬉しそうに呑みこんだ。

「・・・・っ」

「古泉、気持ち悪いとか思ってんだろ?」

「・・・・っ」

そんなわけない。

だが、彼は僕の声なんて聞かずに小さく微笑んで。

「じゃあ、そろそろ本番だぞ」

そう言って、自分の服に手を伸ばした。












続く→

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