Sweet Room
□怪盗レーニャ(田×亀)
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れーなが忙しくなって早くも一ヶ月が過ぎた。
記者会見とかそういうのが終わって、どうやら一段落ついたようで。
「おはよ〜。」
ようやく楽屋で会える回数が増えてきた。
でも、やっぱりお疲れみたい。
「れーな、昨日も遅かったの?」
「ん〜…」
返事もダルそう。
肩でも揉んであげよっかなぁ。
グッグッ。
「お…絵里、それ気持ちよか…//」
「ホント?」
「ん…もうちょっと右。」
「ここ?」
「そこ!あ〜…えぇとよ…//」
れーながリラックスしてる。
よかったぁ。
しばらく肩を揉んでると、マネージャーさんが入ってきた。
「田中さん、レーニャの仕事でインタビューが…」
「あ…そうやった。」
れーなが立ち上がって、絵里の頭をぽんぽんと撫でる。
「ありがと、絵里。元気出た。」
「ホント?」
「ん。今日は一緒に帰るっちゃん。」
「うん!」
れーなが楽屋を出てく。うへへ…久しぶりに一緒に帰れるぅ//!
絵里の心はうきうきです//!
「は〜、お疲れぇ。」
イベントが終わって、絵里たちは楽屋でごろごろ。
イベントにはれーなもギリギリだったけど参加して、イベントが終わり次第またどこかへ行っちゃった。
「しかし、れーながおらんと静かやなぁ。」
「そうだねぇ。亀だけがうるさいもんだと思ってたら、田中っちに絡む亀がうるさいんだね。」
「垣さぁん、結局絵里がうるさいってことですかぁ?」
「そうだねぇ。」
絵里よりも小春とかのほうがうるさいじゃぁん。
それにさ、ほら、リンリンとかのほうが寒いギャグ言うじゃん!
絵里はそんなに…ねぇ?
「さてと…私たちは帰るかな。」
「絵里はどうする?一緒に帰るんか?」
「れーなと約束してるから、待っときます。」
「ほーか。なら、気をつけて二人で帰るんやよ?」
「はぁい。」
ぞろぞろとメンバーが楽屋を出て行く。
一人になってしまったら寂しい。
けど、れーなが一緒に帰ろうって言ってくれたから…。
「一緒に帰るぅ…うへへ//」
待ってるのだって、つらくないもん。