Sweet Room

□猫さんからの罰ゲーム?(田×亀)
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田中れいな、ただいまバリ退屈しとります。

今日は絶叫CMの収録で遊園地に来とんやけどさぁ、れなは後からの登場やけん、待機中。
絵里と垣さんの最初のやりとりを隅っこから眺める。
あ、あと、ウサギも。


「こらー、ウサギー!!」

「あー、垣さん!ウサギ死んじゃうからぁ!」


…垣さんがウサギの首をしめよぉ。
ありゃ痛そうやねぇ。


「ったく、ウサギ…。ん?何?」

「えっと…『お前ら、よくもやってくれたな!俺には最強の味方がいるんだぜ!』
だって。」

「何、味方って。こないだのブタ?」

「あー、いたね!でも、ウサギ、ブタと喧嘩してたじゃん!」

「え?『とにかく見て驚くなよ!』って書いてあんだけど…」

「どこにいるのぉ?」


よし、れなの出番やね。

てか、何でれなはウサギの味方として出んといかんのかいな?


「おりゃーっ!ウサギーっ!!」

「おわっ?!田中っち?!」

「れーなだぁっ!!」


派手に登場してやった。

こっからはれなの出番やけんね!!



まぁ、あの後ウサギといろいろありまして…ぐっだぐだの結果になって。

とりあえず、絶叫マシンに誰が乗るかを決めることになった。


「え?『とにかくクジ引きやがれ!』上から目線だなぁ…」

「ウサギも引けばよかやろ!」

「そーだそーだ!!」


皆してウサギをいじめる。
ウサギが抵抗しながらクジの入った箱をぐいぐい押し付けてくる。

引けばよかやろ、引けば…。


「いくよ、せーのっ!!」


ぱっと引いて自分のを見る。

…れなのはしるしなし。


「あー!亀じゃん!!」

「うぇ〜…」

「絵里やん!がんばれ、絵里!」


絶叫は根っから嫌いやけんね、絵里は。

ま、引いてしまったもんはしょうがないけん。

れなたちは絶叫マシンがあるとこまで移動。その移動中。


「亀、最近よく引くよねぇ。」

「クジ運悪いですよねぇ、絵里。」


がっくりとうなだれて歩きよぉ絵里。

毎回絶叫CMであたると、絵里はこんなんになる。

れなも怖いときあるっちゃけど、絵里ほどではない。
やって、絵里、普通の絶叫マシンでも泣くんやけん。

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