デュラララ

□歪んだ愛の果ては
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今日も俺はここにいる。

誰かと待ち合わせているとか仕事があるとかそんなんじゃない

ただ、俺を見つけてもらうためにここに来ている



そいつは俺が池袋に来ると必ずと言って良いくらいすぐに俺を見つけて前に立ちはだかる。

そいつも俺にこれと言って用があるわけでもない。
寧ろ無いだろう


俺はそいつに見つけてもらうためだけにここに来ている。

でも見つけてもらうと言っても、ただ発見されるだけでは無い。

毎回毎回俺に自販機やら道路標識やらを投げつけてくる


じゃあどうして俺は毎回ここに来るかって?



俺は人が好きだ。愛している。

ただそれだけなんだ。
それだけで俺はここに来ている。

もちろん痛いのは好きではない。
それにMでもない

でもそいつに会いにいつも来ている。

これに関しては、人が好きだということだけでは片付けられない。
そうだ、俺はそいつ、つまり平和島静雄の事が好きだ。

けど、普通の人間が言う好きとは少し違う
シズちゃんの事が好きだ

だけど俺はシズちゃんを殺したいほど好きなんだ。


好きだから、自分のものにしたい

好きだから、誰とも話して欲しくない

好きだから、閉じ込めて自分しか見れないようにしたい

好きだから、永遠に自分のものにしたい

好きだから、殺して自分だけが触れたい

好きだから、この世にシズちゃんの事を知っているのは自分だけにしたい


歪んだ愛かもしれない
ただそれでもいい、それでもシズちゃんをこの目で見れるのなら・・・・



初めてあった時面白そうとおもった
もちろん人として。


いつだってそうだった
周りの人は俺の容姿や頭の良さだけで寄ってきた

俺の内面などひとかけらも見ないで



でも俺は人が好きだ

見ていて面白い
飽きたりしない
すぐにコロコロを表情を変える
時には怒ったりもする
時には泣いたり
時には笑ったり


だから俺はそんな人が大好きだ
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