デュラララ
□ずっととは言わないからこのままでいさせて
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ついに、この日が来てしまった。
今日は特別何かの記念日があるとか休日だとかそんなことは一切ない。
ただ、今日は俺と臨也が初めて愛し合う日なのだ。
ハッキリ言って俺は童貞だ。
童貞だから何と言うんだ。
童貞でも良いじゃないか。
そういう開き直った考え方ができるのはアイツのせいかもしれない。
すべてはアイツに会った時からもう決まっていた事かもしれない。
そう思える自分が居ることが一番驚きだが。
2週間前に臨也に告白された。
キッカケはただの言い合いだった。
そこで臨也がポロっと本音を漏らしたのだ。
ーーー俺はこんなにシズちゃんの事が好きなのに、どうして気づいてくれないの??−−−
頭に雷が走ったようだった。
まさか臨也がそんなことを言うのか、というのもあったし、何よりその言葉を思うほど嫌がっていなかったのだ。
この俺が。