☆リリック★
□黒系
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漆黒の瞳が語る 物語
その瞳からは 何も感じられない
ふと口ずさむ無の音
決して言葉ではない
音なのだ
無の音に合わせて時計の音が 鳴り響く
静かな闇から 音と時計の針の音が
飛び出してきているようだ
生きた音が 私を包み 存在を消していく
まるで自分が ここに居ないようにさえ
感じさせる
私は悟った あぁこの人は 全てを包み込む
闇なのだと そして私は今 闇に消されようと
している
光なのだと。抵抗はしない 私はもう
疲れたのだ
「面白くないな」
初めてその男の「声」を聞いた
闇は誰よりも 強い光を探して
ここまできた。
光は試合を放棄した
まもなく「闇」が
全てを包む