短編集

□俺様兄貴と生物教師
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「絵里子ちゃん…本当に寮に戻るの?」

「うん!
家に居たら、お義母さんに今以上甘えちゃうもん。」

「でも…
寂しいわ…」


次の日、私は朝早く家を出ることを決意した。
私は寮完備の学校に通っていて、そこで部屋を借りていた。
だから、もともと家から通っていたわけじゃないんだけど…
でも、春休みが終わるまでまだ時間が沢山残っていた。
お義母さんは、こんなに早く寮に戻ることを自分のせいだと思ったらしく、引き止めてくれた。

私は嘘をついた。

お義母さんに甘えているのは本当。
だけど…これ以上知博さんと一緒に居たら、
いつか兄妹なのにその一線を越えてしまいそうだったから。









だから、私は家から逃げ出して


知博さんが起きる前に寮に戻った・・・
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