短編集

□SS。
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【好きなトコ】

そりゃぁ…
顔も良くて
性格も良くて(表面だけど)
それに生徒会とかやっちゃって
頭も良かったら
誰にだってモテるよね。
しかも、お金持ち。
モテない要素が一つもなければモテるに決まってるよ。

貴方が女の子に囲まれるのが嫌。
私だけ見ててよ。

なんて、絶対に言えない。
だって、面倒なおんなって思われたくないでしょ?
でも、不安なの。

私なんかどこをとっても平均一族なのに、
なんで貴方は私を好きになってくれたの??
聞きたいのに答えが怖くて聞けない、
天邪鬼な私。

「亜貴くん…私のどこが好きなの?」

いつものように生徒会服会長室のソファーで後ろから抱かれる恰好で私は亜貴くんに聞いてみた。

「雪奈の好きなところ?」
「うん。」

顔、見えなくて良かったって思う。
不安そうな顔見られたくないもん。
亜貴くんは少しだけ考えると、私を後ろからぎゅっと抱きしめた。

「きゃっ////」
「可愛いとこ、抱き心地がいいとこ、素直なとこ、優しいとこ
それから…」

一呼吸置いて、私の首にキスを落とす。

「っん////」
「暖かいところ。」
「暖かい?」

意味が分からなくて、私は亜貴くんを見つめた。
そしたら唇が重なった。
チュッと音がしてすぐに離れる。

「そ。雪奈の心が暖かいところ。そばに居て凄く落ち着くんだ。」

そう言って微笑む亜貴くんは世界一格好良く見えた。


END

†††††††††††††
雪奈様に捧ぐSS

ついでに感度もいいトコも♪
って亜貴はこの後言ったに違いない…。
うん。
きっとそうだ…(笑)

リクありがとうございました。
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