短編集

□SS。
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【青海さん家はおおわらわ】

「さやかっvv」
「きゃっ!!」

私の兄、洋介の朝一番の挨拶。
それは、私の事を抱きしめることから始まる。
何度もやめてと言ったのに、好きだから仕方ない♪ってニコッて笑われたら、それ以上何も言えなくなってしまった。

「さやか、おはようのチュー」

・・・。
この間抜け面は本当に私の兄であろうか。
唇突き出して、キスのおねだり…
バカだわ。
バカに違いない。
私はくるりと背を向け、顔を洗い出した。

「…さやか…お兄ちゃん寂しいぞ?」
「ふーん…」

気にせず顔を洗い、タオルで濡れた顔を拭いた。
ついでに横目でちらりと洋介をチェック…しようと思ったら、
洋介に抱きしめられた。

「な、何よ…」
「さやか、チュー!!」

まだ言うか。
だけど、逃げ場を封じられた私はどうすることも出来ない。

「チューしてくれなきゃここで襲う。」
「へ?や、ちょっ/////」

容赦なくパジャマの中に滑り込んでくる洋介の手。
私はそれを必死に押さえ、叫んだ。

「わ、分かったっ!!
チューするからっ!!」

そう叫ぶと、洋介はニヤリと笑い、パジャマから手を出した。
触れるだけのキス。
それだけのつもりだったのに、
唇が触れた瞬間、洋介の舌が挿し込まれた。

「んはぁっ…///」
「あーもーダメ」

唇を離してそう呟く洋介。
そのまま、抱きかかえられる。

え?
や、ちょっと…
待ってください洋介さん!!

事態を悟った私は慌てて洋介の顔を見た。



「もー無理。我慢できない♪」

そうにこやかに笑って私を自分のベッドに押し倒した。






こうして、毎日学校に遅刻する私と洋介なのであった…



END

†††††††††††††
さやか様に捧ぐSS

THEバカ(笑)
洋介ってバカですよねぇ…
そんな兄を持ってしまったら…私ならキレます(笑)

リクありがとうございました!
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