想像のままに書いちゃおう!!

□学校祭は気を付けて
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諸君。学校祭なんて言うものは、やりたい奴だけやりゃあいいと俺は思うわけだよ。
普段話さない同士がここぞとばかり会話をして、仲良くなり、夜の関係までいちゃう。
学校祭の準備はふしだらな物だと思うわけだよ。先生は。
なのになんでそんなふしだらな物に、担任と言うだけで、学校祭の準備をしている腐ったミカン、間違えた、糞生徒たちを見てなきゃなんねぇ訳?
あれ意味変わらない?
まあ〜いいや。
あ〜ぁ、早く昨日買ったジャンプ読みてぇー。
銀魂読みかけなんだよ。
さっさと準備終わらせて帰れよ、んまい棒あげるから。

「んまい棒、百本もくれるアルか?」

反応したのは留学生の神楽。
牛乳瓶の底みたいな眼鏡を掛けている。
本物なんだか偽物なんだかわからない留学生。

「勝手に俺の頭ん中に入ってくんじゃねぇよ。エロいこと考えてたらなんか恥ずかしいじゃねぇか!しかも誰が百本もやるかよ。口ん中パッサパッサになんだろーが。百本本食いたかったら、お前のハゲ親父にでも頼んどけ!」

「いやアル。あの糞オヤジに頼むぐらいなら死んだ方がましアル!」

「どんだけ嫌われてんだあいつ」

即答で否定する神楽の言葉に、ほんの少し、ほんの少〜しだけあのハゲに同情した。

「先生。私はバーゲンダッシュ百個で良いですよ?」

神楽の隣に居た志村新八の姉、妙が笑顔で頼む、と言うより、笑顔で脅して来た。
俺は、妙の脅しを無視して、一応先生だから負けるわけにはいかないんだよ。

「お前には聞いてない。お前ら喋ってないで手を動かせ、手を」

「こぉアルか?」

アホの神楽は腕をくねくねさせて変な踊りを始めている。

「そうゆう意味じゃねぇよ。猿だってまだましな踊りをするだろうよ。兎に角、お前等がいたら話し進まねーからさっさと作業に戻れ」

し、し、と猫をおい這うように神楽と妙を作業に戻らせた。
つれないアルな…、という神楽の声は聞こえたかったことにする。
お前等に構ってる隙は俺にはねぇんだよ。
俺には監視ししないといけない奴が居るわけ。
それは、俺のmyエンジャエ〜ル、長谷川泰三。
あぁ〜可愛い、可愛い過ぎる。
ニコニコと笑いながら楽しそうに学校祭の準備をしている泰三を見ていると、帰りたいっていう気持ち無くなるよねぇ?
そこ、さっきまでと言ってること違うとか思わない!
でもさぁ、楽しそうに学校祭の準備してるのは良いんだけどね、泰三ちゃん。
少しは危機感と言うか、警戒心持とうよ?
さっきから君の隣に居座ってる奴らの目つき、気にならないわけ??
笑顔で学校祭の準備をしている泰三の両サイド、挟むようにして多串…、じゃなかった土方とサディスティック星の王子、沖田。
こいつらは二人、ずーっと泰三の両サイドを抑えて動かない。
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