過去捏造部屋

□EpisordW
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それはケロン軍の勝利を確信した時だった。

敵の突発的な行動に何が起こったのかも分からずに動く事が出来なかった。

目の前が光ったと思った次の瞬間には体は宙を舞っていた。

脱出用に空けた天井からしか見えなかった筈の気味悪い空が目の前に広がった。

衝撃で次々と瓦礫が無数の槍のように飛んできた。

意識を失った自分を呼ぶ伍長の声。

そして自分に向けられていたのは銃口だった。
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