Secret Novel
□策士の本音
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◆ 策士の本音 ◆
風早の部屋で、二人がまったりとすごしていた時だった。
｢ねぇ黒沼｣
｢なぁに、風早くん？｣
風早に呼ばれ、爽子が風早の方を見ると、風早はこの上ない笑みで爽子に話しかけた。
｢黄色くて、首の長いものは？｣
｢……えっ！？｣
突然のことに爽子は首を傾げた。
｢黒沼、クイズ！｣
風早は爽子に説明するかのように、そう言った。
｢あっ、えっと、キリン？｣
｢うん、正解！じゃあ次ね｣
｢あ、うん｣
爽子は心の中で、
どうしてクイズが始まったんだろう？
と思っていたのだが、風早に聞くタイミングを逃してしまっていたのだった。
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