バレンタイン

□実は甘いものは苦手
1ページ/1ページ



徹夜して作ったチョコレートの続きになります
読んでなくてもたぶん大丈(ry


*・*・*・*・*・*・*・*


黒沼の

「……風早くんのチョコレートが、一番時間も気持ちも籠もってます……///!!」

発言後、俺は盛大に顔を真っ赤にさせ、階段に座り込んだ。

……すげー嬉しい///


「………い、嫌、だったかな?」


俺がずっと黙っていたためか、黒沼が不安そうな顔で俺の顔を覗き込んでいた。


「いや、すげー嬉しいから……!!」

「…よ、よかったぁ〜」

「……ねぇ黒沼。あけていい?」

「う、うん!!」


箱をあけると、箱の中に綺麗に収められた生チョコが入っていた。

生チョコを一つ手に取り、口の中に入れた。


「…うまい!!すげーうまい!!」

「よかったぁ…」


黒沼は安心したような表情で、そう呟いた。


……実は甘いものは苦手だったんだけど、黒沼から貰ったものは特別かも……


「あ、そういえば…甘く、ない?」


黒沼の突然の言葉に、俺はあることを思いついてしまった。


「……食べてみる?」

「えっ………っん///!!」


黒沼の返事を待たずに、近づいて俺の口の中にあった生チョコを黒沼の口の中に移した。


こんなに甘いものは苦手じゃないなぁ




実は甘いものは苦手


.
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ