バレンタイン
□実は甘いものは苦手
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徹夜して作ったチョコレートの続きになります
読んでなくてもたぶん大丈(ry
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黒沼の
「……風早くんのチョコレートが、一番時間も気持ちも籠もってます……///!!」
発言後、俺は盛大に顔を真っ赤にさせ、階段に座り込んだ。
……すげー嬉しい///
「………い、嫌、だったかな?」
俺がずっと黙っていたためか、黒沼が不安そうな顔で俺の顔を覗き込んでいた。
「いや、すげー嬉しいから……!!」
「…よ、よかったぁ〜」
「……ねぇ黒沼。あけていい?」
「う、うん!!」
箱をあけると、箱の中に綺麗に収められた生チョコが入っていた。
生チョコを一つ手に取り、口の中に入れた。
「…うまい!!すげーうまい!!」
「よかったぁ…」
黒沼は安心したような表情で、そう呟いた。
……実は甘いものは苦手だったんだけど、黒沼から貰ったものは特別かも……
「あ、そういえば…甘く、ない?」
黒沼の突然の言葉に、俺はあることを思いついてしまった。
「……食べてみる?」
「えっ………っん///!!」
黒沼の返事を待たずに、近づいて俺の口の中にあった生チョコを黒沼の口の中に移した。
こんなに甘いものは苦手じゃないなぁ
実は甘いものは苦手
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