リクエストNovel

□独占欲と恋心
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――俺の独占欲は、相変わらずで……




◆ 独占欲と恋心 ◆




大学に入って、黒沼が周りと打ちとけようと頑張って、その結果、だんだんと周りに黒沼の良さが伝わっていった。


黒沼が頑張っていたのは知っていた。
だから黒沼が嬉しそうな顔で、大学の話をするたび、俺も自分のことのように嬉しくなった。



……だけど、黒沼が打ちとけていけばいくほど、嬉しい反面、黒沼が遠くへいってしまうような……俺だけが知ってた黒沼を皆が知っていくんだと思った。


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