リクエストNovel
□翔太くんの回復方法
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……これは翔太くんが決めたことで、別々に出かける時は翔太くんが私の頬にキスをして
帰ってきた時は私が翔太くんの頬にキスをするという決まりごとだった。
初めのころ、恥ずかしくてできないと言ったら……―
「じゃあ、もっと恥ずかしいことしたら、できるようになるよ」
と笑顔で言われて、俗に言うお姫様抱っこでお風呂場まで連れていかれてしまったことがあった……―
私がキスをした後、翔太くんは満足したようで、満面の笑みで私の頬にキスをくれた。
恥ずかしくて俯くと、翔太くんに顔を覗き込まれてしまった。
……あれ?
「翔太くん、眼鏡……」
私が疑問に思ったのは、翔太くんが眼鏡をかけていたことだった。
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