Novel
□喉の痛みの使い方
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――君に触れるための方法。
◆ 喉の痛みの使い方 ◆
大学生になり、忙しくなった二人だが、この日は久しぶりにデートができた。
外でのデートを終え、大学生になって一人暮らしをしている風早の部屋でくつろいでいるときだった。
「それでさ……ケホケホ」
「……風早くん、大丈夫?」
「うん、大丈夫。……ちょっと喉が痛いだけだから」
俺は黒沼に心配をかけないように笑ってごまかした。
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