《Guitar》Mako

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07/21(Thu) 21:45
須田ヴィシャス伝説3
酒loveマコ

須田ヴィシャス伝説3

「♪絶え間なく注ぐ愛の名を永遠と呼ぶ事が出来たなら〜・・・」

心の中でGLAYのHOWEVERが静かに流れ走馬灯のようにスローモーションで須田ヴィシャスとの思い出が蘇った。

ウイスキー角を飲み過ぎた須田ヴィシャスが俺ん家で俺の赤いレスポールを投げつけた事、Xmasカップル狩り駅前フォークゲリラ事件、FACK、須田家密造葡萄酒泥酔事件、パフォーマンス縛り、パンクの壺、酔う度に「俺がジョン・サイモン・リッチーだ!」と彼は言っていた・・・エトセトラ。

心の中のビデオデッキが何度も何度も静かに彼と過ごした青春時代を再生していった。


数年後、俺は仲間のバンドの助っ人でギターを弾くことになり都内の吉祥寺駅前のライブハウスにいた。
ライブハウスの控え室。
煙草の煙と対バンの楽器や荷物で座る場所もなく、立ったまま出番を待っていた。
ぬるくなった飲みかけのビールをあおりながら煙草に火をつけた。
控え室の鏡台の壁一面に出演したバンドのステッカーやらサインやらが隙間なく書きなぐられていた。
ふと煙草の煙が目に入り涙をこすったあと、見上げた壁の一部に黒いマジックで書かれた一文字を発見した・・・

「須田ヴィシャス参上!!」

一瞬、心の中でGLAYのHOWEVERが静かに流れた・・・。

つづく・・・

CA3E
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