text
□君想って春を待つ
1ページ/4ページ
ヒラリ フワリ
冬の空から白い花が舞う
昨晩から江戸の街かぶき町に雪が降り続いていた。
朝起きて、外を見て見るともう雪が膝の辺りまで積っている。
「銀ちゃ〜ん外に遊びに行くネッッ!!」
俺の経営している、万事屋銀ちゃんの従業員、神楽が外を嬉しそうに見ながら手を引っ張る。
まだ子供だから雪が、嬉しいんだろうな。
その姿が微笑ましくて
「今日は、仕事が無いから新八が来たら、外にでも行くか」
そう、神楽に言えば
仕事が無いのは、いつもの事ネッッと悪態つきながらも、嬉しそうに笑っていた。
もう一人の従業員、新八が来るのを待って、雪遊びに出掛ける事にした。