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□真白い世界
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白い
ただ白い何も無い世界なら
お前といれるのに
もう何回この場所で
朝を迎えているのかさえ
俺自身解らなくなっていた
武装警察、対テロ組織
真撰組副長 土方十四郎。
目の前にはこの船の持ち主過激派テロ組織
鬼兵隊総督、高杉晋介が煙管を吸いながら船の窓を開けて海と昇る太陽を眺めている。
幕府の連中が殺したくてしかたがない男。
真撰組が血眼になって捕まえ様としている男が俺の目の前に座っている。
紫黒の綺麗な髪
その下には片側だけ包帯に隠されて居るが見えている方は深碧色の綺麗な瞳をしている。
その高杉が女物の派手な着物を肩から羽織って、煙管を吸う姿はまるで下手な絵の様だ。