キリリク

□〜健康診断シリーズ〜 U
『検尿』
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《亜須嵐 様》
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 今日は身体検査、再検査の日。

 って言うか、前回は身長しか測ってもらえず、再検査は至極であり、僕のちょっとした見栄の所為でおかしな事となった訳で…

 今日こそは、前回の教訓を活かして何があっても、あまり口出しせず、さっさと終わらせたいと考えていた。

 その一番の理由というのも今日は、ラクスから貰った今話題の、行列の出来る『米粉ロール』が僕を待っていると言う訳なのだ。


−プシュー・・

 「失礼します」


 「遅いですよ、キラさん」

 「ホントっ、ずっと待ってたんですから…」


 ・・・・?


 中に入ると、医師ではなく何故か?シンとメイリンがいたのである。


 「え?キミたち…何でここに?先生は?」

 「ンなこと、どーでも良いんですってば」

 いや、どーでも良い訳、ないし…


 「キラ様、先生は急用で席を外しているんです。でも、もうすぐ戻って来られると思いますので…今はとりあえず、こっちに座って待ってて下さい」


 「そう…」


 僕はメイリンに腕を引っ張られ、指定された椅子に座らされた。

 でも…なんかちょっと、変わった椅子だよなぁ…なんて考えていると、肘掛に両腕をバンドで固定されてしまう。


 はい・・?


 「ちょっ、ちょっと…、キミたち?何を、しているのかな?」

 あくまで、冷静を装って…ちょっぴり、動揺していたけど、ここは軍の上司として落ち着いて二人に質問をしてみる。

 シンは横から顔を覗き込んで来て、明らかに下心、満開の笑みを浮かべて言う。


 「チッ…、おもしろくないですよねぇ、何、シレーっとしてんですか?でもさぁ…、この綺麗な顔が変貌していくって考えたら、ワクワクしますけどねっ」


 ………っっ


 背中から嫌な汗がツーっと流れた。これが冷や汗とかっていうやつなんだと思った。

 すると、下でメイリンが片足づつ、足首にバンドで固定している事に気付く。


 「メイリン…?キミ…も何しているのかな?」

 「キラ様、足首細いですよね?羨ましいです。わたし…今、ダイエット中なんですけど…《あのさ!メイリン?》」

 「そんな事訊いてないん…っ」

 って言い掛けた途端、シンに顎を捕まれ、いきなり唇で塞がれてしまう。


 ちょっ…いきなり…


 「んんっ…」


 ゴクン・・


 ……?何か飲み込んだ?

 「覚えてます?以前、鎮痛剤と間違えて飲んだ薬のこと…。それと、コ・レ・もっ」

 シンは、手に赤い液体が入った小瓶を、ユラユラ振って見せ付けた。


 ハッ・・。アレは・・


 目を大きく見開いて、忌まわしい過去の記憶を甦らせてしまう。

 「さあ…飲んで下さいね」

 更に顎をきつく上に向かされ、頬を指で押さえられる。

 必死の抵抗で顔を横に振ってみるが、メイリンが立ち上がり、頭を固定され動けなくなってしまう。

 「キラ様…、あーんしてっ」

 ぎゅっと目を瞑り、口も固く閉じるが、シンが頬から一瞬離した方の手で、僕の股間を触った瞬間、嫌な声と共に口を開けてしまい、瓶を突っ込まれた。


 ゴクっ・・ゴっクン・・

 「ゴホッ!!ゲホッ、ゲホッ…」


 息を吸い込んだとほぼ同時だった所為か、気管に入って思いっきり咽込んでしまう。


 「もう、ちゃんと言う事聞かないから、そうなるんですよ」


 苦しく咳き込んだ直後…ほんの、数秒くらいしか経ってないというのに…身体じゅうの血管が破裂しそうな勢いで猛烈に熱くなり始める。


・・ドックン・・


 ありとあらゆる細胞組織が、麻痺する感覚と心臓からの血流速度が、慌しく活動すると共に、息が自然と荒くなるのが自分でもわかる。

 マ、マズイ・・

 意識が…遠のいていく…


 「はぁ…はぁ…」


 「凄い効き目だなぁ…もう、こんなにしてんですか?」

 服の上からでもハッキリ分かるように、下半身は立派に成長していた。

 裾を捲り上げられ、チャックを下げられると、ニョキッと既にトロトロになったモノが現れる。


 「うわー、すっげぇ、何これ?いつ見ても、エロい身体ですよねぇ」

 「はぁぁ…、いやっ!見ないでっ!」


 「以前よりも三倍の即効性があるから、その所為じゃない?キラ様、大丈夫?」


 なっ、訳ないでしょ!

 …ってか、そんなのマジマジ見ないで…!


 「では…、今から検査しますね」

 なんの?


 「シン、ちゃんとキラ様の大事なところ、押さえておいてね」

 「っつか、ヌルヌルで滑るんだけど…」

 「いいからっ!」


 メイリンはゴムのような長いチューブを、亀頭の割れ目に挿入してきた。


 「いっっ…!いたぁぁぁっ!」
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