激短編
□(続)ベッドの中で
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額にひんやりしたものが触れられ僕は覚醒した。
「気がついたか?」
「う、うん…」
あの後、僕は風呂場の熱気と自分が達した熱狂で、そのままブッ倒れてしまったらしい。
「お、お水…」
ベッドの横の棚上にミネラルウォーターが入ったペットボトルに目をやり、飲もうとした時…、
先にアスランが手に取り口に含んだ。
そして…そのまま…
キラの口に運び込まれた。
……………
「ふんがっっ!!……△▽∇Δ…ゲホゲホっ…」
「キーラ…。なぁ━にやってンだ!オマエはぁ━。全部吐いてどぉ━すんだっ!」
「…ンな事…言ったって…」
…いきなり、口移しで飲まされるなんて思ってもみなくて…
「分かるだろ?普通…」
分かんないよっ。普通…
…なんて思ったが、あえて口にはしなかった。全く、自分の予想範囲を越えてるアスランの行動に着いていけなく、次に何が来るのか…又、何を言われるのか…分からないので余計黙り込んでしまう。
「ほらっ。次は溢すなよっ」
と言って、さっきと同じ行動をした。今度は素直に受け入れ上手に飲み干した。
「どうだ?うまいか?」
「うん…。冷たくて美味しい…」
あどけない満足そうなキラの顔にアスランはムラムラっとくる。
「なぁーキラ。さっきの続きしよっか?」
「えっ?…さっきの…つづきってっ???…」
え━━━━っ
さっきのって…あ、あの風呂場での?
あの…淫らな恰好でヒィヒィ言ってしまった…あんな羞恥全開の醜態を晒した記憶なんて…、どこか遠くへ忘れ去られてしまっていた…
いや…、忘れてしまいたかった…と言う方が正しい。
「キラ。オマエの所為でこんなんなってンだぞ」
ぼんやりしていた僕の手を取りアスランの勃ちあがった股間に持っていく。
「責任…とってもらおっか」
「えっ…?責任って…」
「優しく撫でて…」
……………っ
アスランはキラの手に教え込むかのように、一緒にゆっくり…ゆっくり上下を擦り始めた。
うわぁ…。大きい…
ぎこちない動きながらでもアスランは『キラに擦ってもらってる』というだけで刺激を受け、どんどん硬く大きく成長していく。
「はぁ…っ、はぁ…っ」
アスランの息づかいが荒くなる。
そんな…感じてる姿にドキドキしながら、キラもいつしか高ぶっている事に驚きを隠せないでいた。
変な感じ…
クチュっ…
じんわり滲(にじ)み出てきた体液で手がヌルヌルしてきてより一層滑りが良くなってきたその時
「舐めてっ」
え━━━━━━!!!
「な、なめる…?」
こ、これを…?嘘っ!!
「キラ!!早く!!」
「そ、そんな事っ…」
「ほらっ…。ソフトクリーム舐めるみたいにやってごらんっ」
…………っ
そんな…
いくら幼なじみであれ、他人のモノを触るだけでも抵抗があったのに…ましてや舐めるなんて…
ギュッ…と目を瞑(つむ)り言われるまま…ソフトクリームを舐めるように…
ペロッ…
「はぁっ…」
側面をペロペロッ…
「あぁっ…。い、いいよ。上手だっ。もっと…もっとたくさん舐めてごらん」
舐める度にアスランはビクっと身体を震わせ、呼吸が激しくなる。
凄い…。アスランが感じてるって事に嬉しさを覚え、初めての行為に夢中になる。
「はぁぁ…っ。はぁっ…。キ、キラぁっ。次はねぇ…アイスキャンディくわえるようにやってみて」
少し…躊躇しながら…
パクっ…
「ほ(こ)、ほう?(こう?)」
口に頬張ったままたずねる。
「そうそう…。そのままゆっくり上下に動かして」
次から次へと指示される内容に戸惑いながらも、懸命になる姿にアスランは高揚し益々感じさせる。
「っはぁ…っ。はぁぁっ…。キラっ。俺の顔見て」
キラはアイスキャンディと格闘しているから顔は動けず、上目遣いでアスランの方を見る。
「キラっ。可愛いっ」
「ふほっはほっが…△∇※Δ*#☆」
「こらっ!くわえたまま喋るンじゃない!歯が当たるだろぉ?」
髪をグッと引っ張られ、アスラン自身の根元まで押さえ込まれた。
口いっぱいになりながら喉の奥に当たった時には、苦しくて息が出来ない。
「キラっ。はぁぁぁっっ。気持ち良いよ。」
だんだん唇が摩擦で感覚を失われかけ…じわっと額に汗をかき始める。
後…何回動かせば良いんだろう…
ふと…そんな事を考えていた瞬間
「ああぁっ…。キラっ!出すぞっ!はぁぁっ…」
どぴゅっ。どくどくっ
口に含みきれず顔にいっぱい飛び散った。